※高麗人参(人蔘)の成分・効能についてのページです。高麗人参に含まれている有用成分やその歴史・効能などをカテゴリごとにまとめております。お試し製品のご紹介もしておりますので、合わせてご覧ください。
紅参
高麗人参の有用成分の代表としてあげられるのが、人参サポニンと呼ばれている成分です。サポニン(saponin)とは、水に溶かして振ると石けんのように泡が立つ性質があり、オリーブやキキョウなど、多くの植物に含まれています。
人参サポニンは別名でジンセノサイド(ginsenoside)と呼ばれるサポニンで、苦みやえぐみの正体がこれにあたります。さまざまな種類があることが確認されており、高麗人参の皮をはがさずに蒸気で蒸して自然乾燥させた紅参は加工する過程でその種類が増えることが分かっています。
6年根の紅参には30種以上もの人参サポニンが含まれており、 これらが紅参の重要な成分になっています。高麗人参と同じウコギ科である西洋人参(14種類)、中国雲南省などで採れる田七人参(15種類)と比べても2倍以上含まれており、このことが紅参の価値をいっそう高める要因のひとつになっています。
人参サポニンだけが有用成分ではありません。高麗人参にはマグネシウムや鉄といったミネラルも含まれており、中でもマグネシウムやカリウムが多いことが分かっています。有用成分である人参サポニンは皮の付近に最も多く含まれているため、 皮を剥いで自然乾燥する白参は紅参と比べると高麗人参としての力は弱いと言えます。
ミネラル以外には、アミノ酸であるアルギニンも多量に含んでいます。アミノ酸は人間の身体を作っている要素であり、肌や内臓、筋肉などは、20種類のアミノ酸が組み合わさってタンパク質となり組織されています。まさに生命の源になっているのがアミノ酸というわけです。
高麗人参